補聴器メーカー相談員は見た。
【奈良・木津】補聴器・出張訪問専門
「補聴器ご自宅.com」のブログへようこそ。
おはようござます。
昨夜は2週間ぶりのレイトショー鑑賞でした。
「 推理作家ポー最後の5日間 」
ダヴィンチコード、シャーロックホームズなど、
推理小説ものが大好きな私にとって、つぼに入った映画。
※久々に、ぎょとして、息が詰まるほど動機がはげしくなりました。
この映画、お勧めです。
さて、本日も補聴器の話題から。
題して、
【 補聴器メーカー相談員は見た。 】
少し重いテーマですが、お付き合いください。
12年間、5,700件以上にのぼる補聴器相談を
受けていると、いろんなシーンがあります。
中には、” 何度聞かれても辛い ” という
以下のような質問もありました。
『 あなた(=メーカー相談員である私。)はいつもお店にいないんでしょ? 』
『 年に何回このお店には来られるの? 』
『 本当に、このお店で買って大丈夫?売らんがためではなく、
メーカーの立場から、ぶっちゃけ、本音で教えてください 』
メーカー相談員として、お店に入る(=多くは、メガネ店の手伝いをする)立場としては、
この一言が、もっとも辛いシーンでした。
( もちろん、今だから言えますが。。。 )
相談会等のイベントで、補聴器を販売する場合、
お店のタイプは、大きく分けて、二通りのパターンがありました。
1、売れたら良い。でも、クレームがあっては困る。
何かあったら、またメーカーを呼ぶから。
=メーカーをあくまでも、” 駒の一つ ”と考え、
自らは極力、リスクをとらないお店。
2、売れてくれたら嬉しい。でも、正直、後の調整は不安。
でも、これから、一生懸命、頑張ります!というお店
=補聴器を学ぶためきっかけとして、
最初だけ、補聴器メーカーに頼るお店
本来、メーカーの仕事というのは、2のようなお店を育てること。
ただ、
実際のところ、1のようなお店の方が、既存の顧客を多くもっており、
当初は、販売につながりやすい、といった面もあります。
( 皮肉なものですが )
そういった背景から、
メーカーとして、どうしても1に傾注しがちな面が否めません。
1のような、自らリスクをとらないお店で、クレームが生じた場合、
どんなやり取りが裏側で行われているのか、二例ほど。
『 ■■ さんが販売した補聴器なんですから、
最後まで対応してくださいね。』
『 ■■ さんが、あの補聴器を選定されましたが、
本当に良かったのですか?』
私が、自ら、” 補聴器の出張訪問専門 ”をスタートさせる
決意をしたのも、こういった流れを変えてゆきたい、
というものがありました。
本日の、【 補聴器メーカー相談員は見た。 】は以上です。
関わる人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!