【補聴器情報 大阪奈良発】言葉の聞き取りが思わしく無い方への補聴器アプローチ

補聴器のご自宅出張訪問専門

(大阪・奈良・生駒・大和郡山・橿原・香芝・
桜井・大和高田・王寺・葛城・木津・精華)

おはようございます。今朝も3時おきの、
ハスキーボイスな補聴器伝道師こと、中村です。

昨日の奈良県内も、1日雨でした。。。
もちろん、恒例のランニングも中止。

そんな中、河合町にお住まいのA様宅に
調整に伺ってまいりました。



移動時間に余裕があったので、カーナビを無視して、別ルートで向かった
のですが、ここで新発見が。。。

なんと、20分も早くに到着したのです。(今回で5回目の訪問ですが、
今までは何だったの???って感じです。)
※カーナビばかり見ていてはダメですね。たまには考えないと。。。

このA様は、言葉を聞き取る力が40%前後。
(つまり、補聴器をしていても言葉が正確に取れず、聞き取りにくい状況
 続きます。)

お一人暮らしのため、家族の方が訪ねてきた時位しか会話がないので、
補聴器を外されることもしばしば。。。

私の持論では、お一人暮らしの方こそ、本来は補聴器が必要では?
と考えます。

必要な生活音(人が訪ねてきた際のインターホン)、
危険察知音(お湯の沸騰する音、離れたところでのサイレン音)

※最近では、ハイブリッド車の静かな音は、健聴者でも驚くことしばしば。

言葉はもちろんのこと、上記のような必要音が当たり前のように
世の中には存在します。

会話がないので、着けない。。。となるとこういった音が適切に耳に
届けられず、補聴器の値打ちも半減してしまいます。。。

訪問するたびに、ことばを聴く練習が必要ですとお伝えしています。

※補聴器を購入した後、単に受身的に使用するだけでなく、
積極的に使用することも大事ですと。

<具体的には>

字幕のテレビを観ることは確かに有益ですが、、
字幕の無いテレビも観ることも練習になりますと。(NHK中心ですが)

新聞や本を読む際にも、自分の声を出して読む。

※テレビだけだと、正解がわからないまま、次の言葉に流れます。
これが不安要素となってしまうので。

そうすることによって、普段使わない言葉を目と耳でインプットし、
口でアウトプットすることで、”使える言葉”に早変わりします。

使わない筋肉が衰えるのと同じように、使わない言葉に関しても
理解力が低下するのは、必然では?と考えます。

介護の現場でもリハビリが重要視され、改善されている事例、
多く存在しますね。(歩けなかった方が、リハビリ後に少しずつ
変化する事例があるように)

(※弁別とよばれる言葉の聞き取りとは、
別の角度でお話しています。)

幸い、A様の場合、どうしても見たい番組の場合は補聴器をつけ
ながらご覧になっているようですので、字幕無し、NHKニュース
から始めてみましょうとお伝えしています。

※言葉の聞き取りの問題で、どうしても限界はありますが、
聞き取るヒントが少しでも多くなってくると、より積極的に
ご本人が聞こうとしていただけるのではないか?と考えます。

この日も、調整後に言葉の聞き取りのテストを行いました。

3音節と呼ばれるメガネ、バナナなどの言葉を聞き取るテストを
行った所、70%程度は聞き取っていただくことが出来ました。
(話すスピードは、下げながら、テストしています。)

ご家族様は、A様の現状を把握していただいているので、
お話になる際は、正面からゆっくりと語りかけていただいています。

次回の訪問まで、お話したことで変化を感じていただけるか、
楽しみです。

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<編集後記>

昨日のブログを見てくださった、補聴器業界の方から
熱いメッセージ、いただきました。

(Wさん、本当に嬉しかったです、感謝!)

このブログを楽しみにして頂いている方がいる限り、
今後も発信し続けます。

絶対にやめないので、ご安心を(笑)

<最近ハマッテイル本>



補聴器の知識だけでは、調整面で頭打ちすることもあり得ます。
音、言葉に関する原理原則を普段からブラッシュアップして
おく必要性がありますね。(前から持っていますが、3回目の読書、
スタートしています。)

<本日の動画>

3月8日のセミナーでお話した内容からお届けします。

補聴器が必要となる場面について

動画はこちらです。

本日は、大阪上本町からスタートです。
張り切ってまいりましょう!

関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!